西洋料理、第2回目は「モダンアメリカン」料理でした。
アメリカといえば豪快な料理のイメージがありますが、最近は大分変わってきているようです。
講師は、アメリカにレストラン50店舗を持つ、パティナグループの料理長　杉浦仁志シェフでした。穏やかな語り口で、とても優しいお人柄です。
これまでの豪快はイメージは一転、お料理は驚くほど繊細。味ももちろん繊細。
アメリカの料理も変わりつつあるんですね。

お料理は、
・カニとマンゴーのルラード
・アニョロッティ
・スペアリブ ＢＢＱソース
・アメリカンチェリーとチョコレートの饗宴

右の写真は、カニとマンゴーのルラード。
マンゴを薄くスライスした中に、タラバガニとマンゴー、トマト、香味野菜。レモンジュース、リコッタチーズ、オリーブオイルを混ぜたものを入れてラップで巻きます。
テン、テンと添えるソースはアボカドソースです。これは、水とミネラルウォーターをミキサーにかけたもの。
マンゴの甘味とタラバガニ、それに、レモンジュースの酸味が絶妙です。
アニョロッティというのは、中に具を入れて、つまんで作るパスタ。中に入れたのは、かぼちゃ、バタナッツスクワッシュ（ひょうたん型のかぼちゃ）。これをマスカルポーネやハチミツと一緒に混ぜて、中の具にします。ソースはマッシュルームで、かぼちゃの種でとった出し汁を味付けに加える懲りよう。複雑な甘味が美味でした。
スペアリブＢＢＱは、今人気のバックリブを使用。バックリブは、ロインとヒレの間の肉だから、軟らかくおいしくいただけます。ＢＢＱソースは先生の企業秘密。それを教えてくださったのですから、お得です。

デザートもこの繊細さ(左の写真)。透明のソースにびっくり。エストラゴンソースです。
水あめとミス、トレハロースを火にかけて、冷めたらエストラゴンのみじん切りを加えただけですが、さわやかで見た目も夏向きで美しいです。
今日は最新のアメリカ料理のおいしさに出会えて大満足。
ＢＢＱは昔なじみですが、先生のオリジナルのソースのレシピがいただけるのは、やはり参加したものの特権です。
杉浦先生ありがとうございました。

次の西洋料理は、9月19日（土）です。銀座レカンの高良康之シェフです。
お楽しみに！