●第2回イタリアオリーブオイルソムリエ養成講座が実施されました。

昨年、日本で初めて開催された「イタリアオリーブオイルソムリエ養成講座」の第2回目が6月19日から、服部栄養専門学校で開催されました。
講義の内容は、オリーブオイルの歴史から、テイスティングの方法、栽培方法、オイルの製造工程、料理の中でのオリーブオイルなど、ソムリエとして活躍できるように専門的な知識を集中的に学べるようにプログラムされています。

hattori_2_27講座は、イタリアから来日したオリーブオイルソムリエ協会代表の、ヴィンチエンツォ・アンドレアッキオ先生と、シチリアのパレルモ大学、植物学のティツィアーノ・カルーゾ博士の二人の講義を中心に行われました。
写真は左からパレルモ大学植物学のティツィアーノ・カルーゾ博士、服部津貴子先生、イタリア大使館 マヌエール・カヌ氏、オリーブオイルソムリエ協会代表ヴィンチエンツォ・アンドレアッキオ先生

講義と講義の間には、必ず6種類のオリーブオイルをテイスティングし、視覚、嗅覚、味覚でオリーブオイルの質や、どんな料理に合うかなどを見極める訓練をします。講座の期間中合計で70種類にも及ぶオリーブオイルをテイスティングするため、講座終了時には、受講者のほとんどが色、香り、味の分析が出来るようになっています。
また、同じ条件下で、油だけを「エキストラ・バージン・オリーブオイル」「バター」「マーガリン」と分けて作ったパンの味や香りを見分ける訓練や、エキストラ・バージン・オリーブオイルを使って自分達で天ぷらを揚げ、その香りや仕上がりのカリッと感を体験できるのも服部栄養専門学校ならではと、イタリアから来日した先生方も同校とのコラボレーションがすっかり気に入った様子でした。
最終日には試験が行われ、合格した方にのみイタリアからソムリエバッジと証明書が送られます。