●2014年6月21日 ヨーロピアンダイニングクラブ、第1回目オーストリアの伝統料理

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6月21日。料理教室ルナラパンのヨーロピアンもスタートしました。
第1回目は、オ-ストリア料理。
講師は、銀座ハプスブルク・ファイルヒェン オーナーシェフの神田真吾先生。
神田先生は、オーストリア国家公認料理マイスターでもあります。
ゲストとして、オーストリア大使夫人のラシュミ・シムブルグ様もお見えになり、夫人自らオーストリア料理のプレゼンテーションもしてくださいました。
オーストリアの料理は、周囲の国々の影響を大いに受けています。
例えば、チキンやパプリカを多く使うのは、ハンガリーの影響。
代表的な料理ともいえる、ウィンナシュニッツェルは北イタリア、肉やソーセージは南ドイツ、スイーツはボヘミア、ハチミツなどはバルカン半島、コーヒー豆はトルコから。
ヨーロッパの歴史と地理的条件から、今のウィーン料理になったわけです。
つまり、多くの国からいいとこどり!
また、春は、アスパラガスや野生のにんにく。夏は家族でランチボックスを持って遠出し、その地に生えている野生のハーブ類などを摘んで食べたり、秋は、狩猟の季節で、鹿やアヒルを食し、冬にはクリスマスを祝うために各家庭伝統のオリジナルクッキーや料理を楽しむなど、季節を大切にした食生活を営んでいるのは、日本と同じですね。

 

ウィーナーシュニッツェルのコツを学ぶ

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この日の料理は、
・リンドズッペ(牛肉の基本のだし)
・牛肉のゼリー寄せ 赤パプリカと玉ねぎのビネグレット
・軽く燻製にした岩魚とサワークラウト ブロッコリーのピュレと共に
・ウイーナーシュニッツェルとウィナーサラート
・カイザーシュマーレンとアプフェルムーズ(デザート)
・オーストリア産ワイン(白と赤)

 

 

 

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リンドズッペが基本で、牛肉のゼリー寄せはここで煮込んだ牛肉とリンドズッペ(だし)を使います。さらにデザート以外すべての料理にリンドズッペが使われていました。
オーストリアでは肉の消費が多くて、1年でひとり100kgの肉を食べるのだとか。
今回のお料理は牛肉でしたが、お国での一番人気は豚肉だそうです。

もうひとつ、オーストリア料理の特徴は、ほとんどの料理にお砂糖が使われていること。
だから、日本人の口にも合うのでしょう。
お砂糖は結構いい仕事をしますね。

 

次回のご案内

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次回のヨーロピアンは、
7月19日(土) イタリア料理です。
講師は服部栄養専門学校の幸田健太郎先生。
単発の受講も受け付けていますので、お気軽にお問い合わせください。