
「世界の食文化と食育」第3回目 アイスランド料理の回
9月3日は、アイスランド料理でした。
駐日アイスランド共和国大使夫人 グズマン・マルグレート・ソロンスドッティル様が会場にお見えになり、アイスランドの食文化をプレゼンしてくださいました。
お料理の先生は服部栄養専門学校の小高勇介先生です。
アイスランドって、何もかもが凍てついた国と思っていませんか?
実は違うのです。
アイスランドと、国名で寒いから何もないよって見せることで、敵の侵略を防いでいたのだそうです。その実は、食料も豊富にあるとても豊かな国なのですよ。
もともとはバイキングが流れ着いて作った国で、火と氷の国と呼ばれています。
火、つまり火山。火山が多いから温泉もたくさんあります。
日本と同じですね。日本との共通点は、火山だけではないのです。
①火山国だから地震も多い
②豊富な水資源
③長寿の国(女性の長寿世界一は日本ですが、男性の世界一はアイスランドです)
④安全、清潔であること。食事もとても衛生的。
などなど。
なんだか、親近感が沸きますね。
さて、この日のお料理です。
・グラフラクス
・フィッシュボール
・ラム フィレ
・ごまをまぶしたポテト
・スキールのタルト
・パンケーキ
いつもより、教わる料理数が多い!
グラフラクスは、生の鮭のマリネ。グラフラクスソースという甘いマスタードソースでいただきます。
フィッシュボールは、たらで作ったフィッシュボールをカレーソースでいただきました。
ラムフィレは、ご存知ラム肉を焼いて、マッシュルームソースをかけます。なんとこの日のラム肉は、大使がアイスランドから手持ちしてくださったとか。日本ではアイスランドのラム肉手に入りづらいですからね。ありがたいことです。
ごまをまぶしたポテト(ラム肉のつけ合わせ)は、そのままなのですが、ごま以外にクミンシードとにんにくやコリアンダー、カイエンペッパーもまぶしてありました。ごま以外、カレー? いやー、これまでに出会ったことのない,お初の味でした。もちろん、おいしいです。
スキールのタルトのスキールというのは、アイスランドにしかない、スキムミルクを使って作られる乳製品です。見た目は水きりヨーグルトに似ていて、デザートに良く使われるそうです。
パンケーキは、日本ではクレープです。生クリームやジャム、グラニュー糖と一緒に、折ったり、巻いたりして食べます。焼きたて、アツアツのクレープにブラウンシュガーを振りかけておくと熱で溶けてくるので、それをくるくると巻いて食べるのが地元っこの食べ方だそうです。
今日の料理はすべて、アイスランドの家庭料理だそうです。
大使夫人、ありがとうございました。
さて、次回の「世界の食文化と食育」は、10月1日、ポルトガル料理です。駐日ポルトガル大使夫人がゲストにお見えになります。料理は服部栄養専門学校の中村哲先生です。
単発でも、OKです。
ご参加お待ちしています。
☆大使館コーディネート、通訳:インターナショナル・
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