
世界の料理と食育 2019年度 第3回目 地中海料理の回
世界の料理と食育、後半は、9月7日、地中海料理からスタートしました。
まずは、ギリシャ大使館からギリシャ料理大使に任命されている、ルナラパンの服部津貴子会長が、地中海ダイエットがいかに健康に良いのか、日本料理と地中海料理の似ているところや、違うところなど、スライドを使って説明しました。
ゲストスピーカーは、駐日ギリシャ大使館 参事官のスピリドン・イコノム先生でした。
今年の2月に日本とEUでスタートした地理的表示(GI)によって保護されている製品の中には、ギリシャのフェタチーズや、マスティハなどがあるそうです。
世界中で人気のある食材が、ギリシャヨーグルト。日本でもすでにおなじみですね。
イコノム先生が特に力を入れてオススメされていたのが、スズキ! そう、おさかなです。
ギリシャのスズキは、世界一だと信じているとまでおっしゃっていました。
日本企業の皆様! 投資におススメだそうです!
お料理では、ブドウの葉っぱの中に米を入れて煮込む、ドルマダキアや、ムサカ、タジキなども紹介してくださいました。
服部学園で作ったムサカは、ギリシャで食べるものよりもおいしいと、絶賛。
さて、この日のメニューは、
・スズキのマリネ レモンとオリーブオイル
・フェッタチーズとケーパーのギリシャサラダ
・ナスのムサカ
・ヨーグルトときゅうりのディップ
・ギリシャヨーグルトとブドウのコンポート
ギリシャ色ワインと赤ワインも一緒にいただきました。
皆さんから質問が寄せられたのは、マスティハに対するもの。
あまり聞いたことがないですものね。
マスティハ、ギリシャのヒオス島、それも島の南部でだけ採れる木の樹脂です。
古代から、口臭、虫歯予防、消化器系に効く薬として使われていました。
紀元前5世紀に、かのヒポクラテスが、医療用の薬として使ったという記録が現存する最古のものだそうです。
現在では、多くの研究機関がマスティハについて研究をし、歯周病予防と、ピロリ菌退治に大きな期待が寄せられています。
この日は、マスティハ風味のオリーブオイルが使われていました。
オリーブオイルもギリシャ産は有名です。
最強コンピになってくれるかもしれませんね。