世界の食文化と食育 第2回目 パナマ料理の回
7月1日の世界の食文化と食育は、パナマ料理でした。
パナマって、申し訳ないけれど、パナマ運河しか知らなかった!
そんな声が教室のいたるところで聞かれました。
でも、知ると、ビックリ!
とても素敵な国です。
北米と南米の中心に位置します。つまりアメリカ大陸の中心にあるってことです。
北海道よりやや小さめの国土で、人口は405万人。
日本の企業も約50社あり、5400人の日本人が住んでおられるそうです。
パナマ船籍を持つ船もアメリカ、中国についで、日本が多いのだとか。
ユネスコの世界遺産もあります。
文化遺産が2つ、自然遺産が3つ。
昔からの部族も3部族が残って生活しています。
お料理教室なのに、彼らの、衣装や、アクセサリーも飾ってありました。
ちょっとした博物館!
このドレスも素敵でしょう?
これはポジューラというパナマの伝統的衣装です。
赤い模様は全て手作業によるパッチワークです。細かく細かく丁寧に縫ってありました。
スカートの下にはレースのペチコートが2枚。これらも全て手縫いなのだそうです。
だから、高価ですよ。
1着何百万円もするものもあるそうですよ。
貴重なものを見せていただきました。
本日は、駐日パナマ共和国 リッテル・ディアス大使も会場にお越しになり、挨拶をされました。
日本でのパナマ料理教室は日本初なのだそうです。だから大使もとても喜んでおられました。
駐日パナマ大使の奥様は日本人です。畑田・ディアス・紋奈(あやな)さん。
そういえば前回の駐日トルコ大使の奥様も日本人でした。
お料理は、パナマ大使館のシェフ、ジュデルカ・サルバドル先生(ジュディ先生)と服部栄養専門学校の大野文彦先生です。
パナマ料理のベースは、なんとお米だそうです。特に海沿いのエリア。
山の方はポテトが多いとか。
他には、豆や牛肉、鶏肉、なども食べられています。
生の魚介も食べるそうです。
南米で有名なセビーチェをパナマでも食するようですよ。
それでは本日のお料理です。
・えびのセビーチェ
・サンコーチョスープ
・ロパビエハ
・バターライス
・ママジェーナ
パナマのセビーチェは、魚介を一晩レモン果汁に漬け込んでおくのが特徴です。この日のエビもそのように下ごしらえしてありました。
サンコーチョスープはパナマのオーソドックスな家庭料理だそうです。
鶏肉、サトイモ、長芋、ユカ(芋の一種)が入ったスープでとてもやさしいお味でした。
ロパビエハは、牛バラ肉を煮込んで、繊維状にほぐしたものを、さらにトマトペーストで煮込んで、バターライスと一緒に食べます。
手間と時間のかかる料理ですが、それだけにとてもおいしかったです。
ママジェーナは、ちょっと固くなってしまったパンで作るお菓子。
しっとりと密度の濃い仕上がりです。名前の通りママの愛情たっぷりのケーキ。
栄養ありそうです。
パナマ大使館のシェフ、ジュディさんもは、みんなのお料理が心配なのか、テーブルを回ってお鍋の中の様子をチェック。
大使夫人の紋奈さんもとっても楽しそうです。
今日のサービスレシピは、エビのセビーチェにしましょう。
材料<4人分>
甘海老 20尾
レモンジュース 75ml
トマト 1個と半分
トマトジュース 160ml
塩・こしょう 少々
アヒパンカ( 小さじ1
レタスとパクチー お好みで
作り方
ぜひ作ってみてください。
最後に皆で記念撮影。服部幸應校長も顔を見せてくださいました。
さて、次回の「世界の食文化と食育」は、10月7日です。
単発での参加もOKです。
お電話、メールでお問い合わせください。
<本日の写真集>