世界の食文化と食育 第4回目 モンゴル料理の回
10月7日、世界の食文化と食育には、モンゴル大使、ダンバダルジャー・バッチジャルガル先生がお越しくださいました。
お料理は、服部栄養専門学校の菊地晋作先生です。
菊地先生のクラスで、偶然にもモンゴルからの留学生、ダワードルジ・バットナサン君が学んでいて、この日は特別に手伝いに来てくれました。
写真は菊地先生(右)とダワードルジ君です。
モンゴルは、なかなか行く機会は少ないけれど、モンゴル出身のお相撲さんが多いことで、とても親しみのある国です。
国土は日本の約4倍。アジアでは第6位、世界では18位の面積を持つそうです。
人口は306万人。首都ウランバートルに人口の半分近くが住んでいます。
地下資源が豊富で、金、銀、銅、ダイヤモンドなど、ないものがないとか。
TVの影響でしょう、私たちからは草原の国というイメージですが、日本と同じように、山も、森林も、湖もある美しい国です。
ただ、気候は激しいのだとか。
冬、寒さは-40℃になることもあるそうです。夏は暑いけれど、カラッとしていて過ごしやすく、夜は肌寒いくらい。
一度行くと、リピーターになる人が多いくらい、病みつきになる素敵な国のようです。
さて、お料理です。
今回は、モンゴルの一般的な家庭料理でした。
・ポテトサラダ
・ホーシュール
・グリルタイ・ショル
・ガンビル
今回は、グリルタイ・ショル(肉うどん)を紹介します。
シンプルだけど、おいしい、不思議に何度も食べたくなるうどんです。
<材料(4人分)>
麺
薄力粉 280g
水 125g
牛もも肉 150g
玉ねぎ 1/4個
にんにく 1片
万能ねぎ 3本
塩、こしょう 適宜
<作り方>
1.ボールに薄力粉と水を入れて練り、まとまったら麺台に取り、さらによく練る。乾燥しないように休ませてから、薄くのばして8㎜幅の麺状に切る
2.牛もも肉、玉ねぎはスライス、にんにくはみじん切り、万能ねぎは小口切りにする。
3.鍋に油を入れ、にんにくと玉ねぎを炒め、牛肉を入れてさらに炒め、牛肉の色が変わったら水を加えて煮込む。
4.スープを塩、こしょうで味をととのえ、麺を入れて火が通ったら出来上がり。
モンゴルでは本来は羊の肉で作ることが多いそうです。
玉ねぎ、にんにく、肉がいわゆるお出汁になっているんですね。
シンプルだけど、おいしいモンゴルの過程の味。
おススメですので、ぜひ作ってみてください。
お楽しみに。
【本日の写真集】