●加工食品と食品表示のおはなし

加工食品についてお勉強しましょう。
食品の品質保存、使いやすさ、安定供給のために原材料を加工したものを「加工食品」と言います。

加工の仕方によって、

一次加工食品
◆農・畜産物などの原料を大きく変えずに、物理的あるいは微生物的な処理や、加工を行ったもの。
●精米、精麦、原糖、缶・瓶詰果汁、酒類、味噌、醤油、植物油、漬物など。

二次加工食品
◆一次加工食品を1~2種類以上使って、変化に富んだ食品に加工したもの。
●製パン、製麺、マーガリン、ハム、マヨネーズ、ソースなど。

三次加工食品
◆  一次あるいは二次加工食品を2種以上組み合わせて本来のものと異なる形に加工した食品。
●菓子類、嗜好飲料など

数字加工食品
◆冷凍食品、インスタント食品、包装食品、レトルト食品、調理済み・半調理済み食品、コピー食品など、加工度の高いもの。

以上のように定義付けされています。

 

加工食品の表示

加工食品は原材料かわからないことも多々あるので、どんな原材料が使われているのか、どのくらいの期間おいしく食べられるかなど、消費者が安心して食べられるように表示が厳しく義務付けられています。
表示の内容は
(1) 名称
(2) 原材料名
(3) 内容量
(4) 賞味期限
(5) 保存方法
(6) 製造業者等の氏名又は名称及び住所

 

注意すべき表示のルール

①原材料
原材料にしめる重量の多い順に記載されています。

②食品添加物
原材料名の後に続けて、占める重量の割合の多いものから順に、一般的な名称で
記載されています 。

③消費期限と賞味期限の違い 
消費期限
生鮮食品、弁当など傷みやすい食品に付けられる。
品質劣化に伴うおそれがないと認められる年月日。

賞味期限
冷凍食品や缶詰製品など長期間保存できる商品に付けられる。
期待されるすべての品質の保持が十分に可能であると認められる
期限を示す年月日。
(ただし、期限を超えた場合でも、品質が保持されていることがある)

食品表示には、大切な情報がたくさん詰まっているので、購入する時には必ずチェックすることを習慣づけましょう。