「世界の食文化と食育」第5回目 ラトビア料理の回
12月3日、「世界の食文化と食育」の第5回目、ラトビア料理が紹介されました。
いつものように大使夫人によるお国の紹介を楽しみにしていたら、大使もお越しになっていました。
駐日ラトビア大使館 ノールマンス・ペンケ 大使です。
夫人の ダツェ・ペンケ先生が、ラトビアをご紹介くださいました。
ラトビアは北海道と同じくらいの大きさで、国土の半分は森林なのだそうです。
人口は200万人。
首都は、リガです。旧市街はユネスコの世界遺産に登録されています。
モニターを撮影したので、分かりづらいですが、美しい街です!
ベルギーやフランスの影響を強く受けていて、バロックやアールヌーボーの建築物が多いそうです。
行ってみたい!
食は、日本と同じように魚をたくさん食べる国だとか。
鰻も食べるそうですよ。スモークして。
もっともポピュラーなのはニシンのマリネで、これもスモークしてオイル漬けにしたものが良く食べられています。
チーズも良く食べられますが、キャラウェイシード煎りのチーズが有名なんだそうです。
これらは黒い、重い、ライ麦パンにのせていただきます。
ドリンクは、ビールがポピュラーだそうです。
それと、シードル。
食後には、ブラックバルサム。薬草酒ですね。24種の薬草を使ってあるそうです。
ロシアの女帝がラトビアにいらしたときに病気になり、これを飲んだら完治したといわれています。
写真はシードル(左)とブラックバルサム。
さて、お料理です。
お料理は服部栄養専門学校の幸田健太郎先生が講師です。
今回は、普通に一般家庭で食べられているお料理ばかり。
普通の食生活が垣間見れてうれしいですよね。
・Dark Rye bread with Riga Sprats
リガスプラッツと黒ライ麦パンのカナッペ
・Stewed gray peas and bacon
赤えんどう豆とベーコンの煮込み
・Herring in the Jacket
ニシンのマリネ
・Grilled pork with Pickled Pumpkin
ポークチョップのグリル カボチャのピクルス添え
・Whipped Cranberry milk
クランベリーミルク
リガスプラッツトいうのが魚を燻製にオイル漬けにしたもの。黒ライ麦パンと合わせます。
赤えんどう豆とベーコンの煮込みは、クリスマスのお料理だそうです。煮込みとなっていますが、炒めて作られていました。
クランベリーミルクは、ラトビアの人々のソウルフードだそうですよ。とても懐かしいと感じるお料理で、「子どもの夢」と呼ばれているのだとか。
大使と奥様。
ありがとうございました。
さて、「世界の食文化と食育」では、今年もいろんな国を学びました。
残すは終了式・食事会です。
2017年度のスケジュールは3月から4月に発表しますので、楽しみにしてくださいね。
☆大使館コーディネート、通訳:インターナショナル・
【12月3日の写真集】