
日本料理クラブ 2019年 第1回目 金太郎鮨本店
今年もルナラパンがスタートしました。
先陣を切ったのは、5月25日に開催された日本料理クラブ。
講師は、金太楼鮨本店の高橋和男先生でした。
お店から4人のすし職人さんがお見えになり、その中には、細工寿司を世界一に輝いた田中先生も!
参加者全員が自分のお寿司を握りましたよ!
ご飯の上に魚がのっかっているだけなのですが、そこにはとんでもない技があるんですね!
しっかりとコツを教わったのですが、そんなに簡単にできるものではない!
皆、苦労しました。
でも、とても楽しそうでした!
細工寿司にもチャレンジ!
巻き寿司の切り口がきれいな扇形になるはずだったのですが…。
見てください!
先生の作品たち!
素晴らしい!
ここで、小ネタを一つ。
かんぴょうを巻いたものを「てっぽう」といいますね。
あれは、かんぴょうの巻き具合を表現する言葉だったそうです。
巻きあげた時に、横からふっと吹いて、かんぴょうが鉄砲の玉のようにふっと飛び出る具合にやわらかく巻くのが理想。そこから「てっぽう」というようになったとか。
やわらかく巻くのも至難の業です。
握りは、食べやすい量のご飯を手に取り、左の親指を使って形を整え、適度にわさびをつけて刺身をのっけますが、乗っけてからも、食べやすい形、器に置きやすい形に整えなければなりません。
なんと奥の深い料理ですこと!
ネタにも、いろいろと技があります。
イカは食べやすくするために、裏に切り込みを入れ、表に筋を3本入れます。
コハダは皮に飾り包丁を。
エビは、串を指して茹でて、皮をむいてから串を抜き、腹から開いて酢洗いします。
ネタの下準備は全て先生方がしてくださっていたので(ありがとうございます!)
参加者は握るだけだったのですが、それでも四苦八苦。
これからお寿司はもっと敬意をこめて食べなければいけないなと感じた、貴重な体験でした。
【今回の写真集】